企業向けSNSマーケティング支援を手掛けるリモラボ(東京都渋谷区)が「フリーランスの生成AI活用実態調査2024」を実施した。フリーランスに人気の生成AIサービスとは?
仕事での生成AI活用度について「業務内で有効活用しており、日常的に使用」「部分的に取り入れて時々使っている」と回答した人は14.3%にとどまった。
「使ったことがない」と回答した人は73.5%に上り、フリーランスへの生成AIの浸透度が低いことが分かった。
活用している業務領域について、最も多いのは「文章作成や校閲」で63.2%。「資料作成」(26.3%)、「カスタマーサポートやメール対応」(15.8%)と続いた。
利用している生成AIサービスは、対話型の文章生成AIである「ChatGPT」が最も多かった。その他「Perplexity」「Gemini」が上位となった。一方で「音楽の作成や編集」「動画の作成や編集」など、クリエイティブ制作業務においては、まだ生成AI活用が進んでいない様子がうかがえる。
回答者からは、
といったコメントが集まり、文章生成系の作業においての業務効率化が進んでいることが明らかになった。
生成AIを取り入れていない、活用できていない理由は「生成AIを使う必要性を感じない」が最も多く57.7%に上った。「自分には難しそうと感じている」(15.7% )、「生成AIに興味・関心がない」(8.7%)といった回答と合わせると約8割が生成AI活用に関心がないという実態が明らかになった。
一方で「活用方法や操作方法が分からずにつまずいている」(9.3%)という回答も一定数見られ、学ぶ機会の少なさも壁となっていると推測される。
生成AI対して感じている課題は「情報漏洩(ろうえい)や不正使用などが不安」が最も多く27%。「生成AIについて学べる機会がない」(26.3%)が次点となった。回答者からは「何らかの権利を侵害してしまわないか不安」「結果がどうしても不正確、あるいは不自然」といったコメントが寄せられた。
調査は10月19〜24日にインターネットで実施。フリーランスとして働く20〜70歳以上の男女400人から回答を得た。
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