セクハラ「したかも」と気付いた人は、なぜそう思えるようになったのか

» 2024年12月28日 21時00分 公開
[ITmedia]

 職場でセクハラを「したことがあるかもしれない」と後になって気付いた人は、なぜそう思えるようになったのか。ハラスメント対策研修の企画運営などを手掛けるダイヤモンド・コンサルティングオフィス(横浜市)が調査した。

photo (提供:ゲッティイメージズ)

なぜ気付けたのか?

 職場での言動について、あとになって自分の言動が「セクハラだったかもしれない」と思った理由として最も多かったのは「時間がたって冷静に考えられるようになった」で33.8%。特に男女間で差が開いた項目は「若い人の意識と自分の感覚にズレがあると感じた」であり、男性が女性よりも10.6ポイント高い結果になった。

photo セクハラだったかもしれないと思った理由(画像はプレスリリースより、以下同)

 その言動をしてしまった相手は、「同僚」が約4割。男女間で差が開いたのは「部下」に対してで、男性は女性よりも18.2ポイント高かった。

photo セクハラをしてしまった相手

 セクハラに当たる言動をしてしまった理由は「相手が不快に思っている様子が見受けられなかった」が28.7%で最も多かった。次に多かったのは「過去の経験から『これくらいなら問題ない』と思った」(20.3%)だった。

photo なぜセクハラをしてしまったのか

 今後、同様の事態を防ぐために、気を付けようと思うことは「プライベートな接点を持たない」(30.4%)が最も多く、以降は「性別に関係なく、適切な距離感を保つ」(30.4%)、「業務上の関係性を超えない」(29.8%)となった。

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 調査は12月4〜12日、「自分の言動や行為は、セクハラだったかもしれない」と思うことを職場でしたことがある男女500人ずつ、計1000人を対象に実施した。

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