ここまで、タスク分解と報連相について解説した。
私が多くの部下に伝えたいのは、タスクを円滑に管理し、処理するためにも、報連相と組み合わせることだ。
「どこからどこまでが終わったのか」
「新たな課題が発生したのか」
「予想よりも早く進んでいるのか」
など、区切りごとに情報を共有する。そうすることで、周囲のサポートを得やすくなる。
報連相をまめにすれば、タスク分解しやすくなるし、タスク分解が進めば、進捗報告や相談する事柄も見つけやすい。
つまり、
「報告しろ、といわれても何を報告したらいいか分からない」
「相談したいことはたくさんあるけど、何を相談したらいいか悩む」
という人は、タスク分解が甘いのだ。
「だいたい終わりました」「あと少しです」と言っているうちに、実はやるべきことが山積みだったというケースがある。しかし明確に分割されたタスクならば、「1つ目は完了し、2つ目で問題が出たので相談したい」と報告しやすくなる。
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