タスクが終わっていないのに何も報告しない部下、実は上司が悪いワケ「キレイごとナシ」のマネジメント論(4/5 ページ)

» 2025年01月20日 17時30分 公開
[横山信弘ITmedia]

タスク分解と報連相をセットにする

 ここまで、タスク分解と報連相について解説した。

 私が多くの部下に伝えたいのは、タスクを円滑に管理し、処理するためにも、報連相と組み合わせることだ。

 「どこからどこまでが終わったのか」

 「新たな課題が発生したのか」

 「予想よりも早く進んでいるのか」

 など、区切りごとに情報を共有する。そうすることで、周囲のサポートを得やすくなる。

 報連相をまめにすれば、タスク分解しやすくなるし、タスク分解が進めば、進捗報告や相談する事柄も見つけやすい。

 つまり、

 「報告しろ、といわれても何を報告したらいいか分からない」

 「相談したいことはたくさんあるけど、何を相談したらいいか悩む」

 という人は、タスク分解が甘いのだ。

タスク分解が甘いと、仕事を抱え込むことになりかねない

 「だいたい終わりました」「あと少しです」と言っているうちに、実はやるべきことが山積みだったというケースがある。しかし明確に分割されたタスクならば、「1つ目は完了し、2つ目で問題が出たので相談したい」と報告しやすくなる。

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