風評被害対策サービスを運営するソルナ(東京都中央区)は、検索エンジンの生成AIの使い分けに関する調査を実施した。
検索エンジンと生成AI、現状の調べものにおいてどちらの利用が多いのか? 調査によると、「企業・製品・サービスの詳細情報」を調べる際は検索エンジンを、「専門的な知識・概念の説明」では生成AIを使用することが多いことが分かった。
その他、「店舗・施設の営業情報」「ニュース・時事情報」「価格・料金の比較」など、多くの項目で検索エンジンに軍配が上がる結果となった。
検索エンジンと生成AIを使い分ける際、「公式情報を重視」する場合や「信頼性を重視する」場合などは検索エンジンを使用すると回答した割合が高かった。一方、「気軽な質問」「多角的な視点の収集」などにおいては生成AIを選ぶ人が多かった。
では、検索エンジンと生成AIはそれぞれどのような場面で重要だと感じるのか。検索エンジンについては、53.2%が「店舗・サービスの利用前」を挙げた。以降「商品購入の検討時」(49.5%)、「趣味や娯楽の情報収集」(43.1%)と続いた。自由回答としては「自分で情報の取捨選択をしたいとき」「ユーザーレビューの検索」などが挙げられた。
生成AIではどうか。生成AIを使用する重要な場面として最も多かった回答は「文章の作成・校正」(48.6%)だった。2位は「アイデアやイメージの発想」(41.0%)、3位は「プログラミングや技術的な質問」(31.2%)という結果だった。その他の自由回答としては「作曲のインスピレーションを得るとき」「複数の情報を1つにまとめること」といった意見が寄せられた。
ソルナは調査を踏まえ、「信頼性や公式情報の確認には検索エンジン、気軽な質問や創造的な作業には生成AIというように、それぞれのツールの特性に応じた使い分けが定着しつつある」とコメントした。
調査は、生成AIおよび検索エンジンを利用したことがある20〜40代の男女327人を対象にインターネットで実施した。期間は2024年11月20〜21日。
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