出社回帰の流れが高まっている。ロッテが実施した調査によると、81.5%が「週に3回位以上」、91.5%が「週に1回以上」出社していることが分かった。
現在リモートワークのみの人は3.4%とかなり少数だった。リモートワーク経験者の49.8%が、2023年5月のコロナ5類移行から、勤務先で「出社要請やリモートワークの規制」や「出社義務化」などが行われたと回答しており、リモートワークの拡大から一転して、出社する人が増えていることがうかがえる。
オフィスで仕事に集中できているか聞くと、75.8%が「普段オフィスで仕事に集中できないと感じることがある」と回答した。さらに、55.1%が「コロナ禍を経てリモートワークを経験したことにより、以前よりオフィスで集中がしづらい・集中するのが下手になったと感じる」と回答。年代別では、20代(66.7%)が最も集中下手になったと感じていることが分かった。
なぜ、以前よりオフィスで集中しづらい・集中するのが下手になったと感じるのか?
最も多かった回答は「リモートワークにより、周囲に人がいない業務環境に慣れてしまったため」(44.9%)だった。以降「不要な移動が必要ない業務環境に慣れてしまったため」(42.8%)、「電話対応や庶務・雑務の依頼などが少ない業務環境に慣れてしまったため」(35.6%)と続いた。
オフィスで集中しづらいと感じる要因を調査したところ、41.2%が「電話対応や、急に振られる業務といった予測できない雑務の発生」を挙げた。2位は「周囲にいる人のおしゃべりや話し声」(34.2%)、3位は「仕事における人間関係や気遣いへのストレス」(30.4%)という結果に。
その他「タイピングのエンターキーの音がうるさい」「段取りを考えながら仕事をしているのに、唐突に仕事をふってくる」といった、オフィスならではの要因に加え、「リモート会議を自席でするのに声が大きい社員」「いつも使っている席が取られている」といった、オンライン会議やフリーアドレスといった現代ならではの業務環境の変化に関連する悩みの声も多く見られた。
調査はデスクワークが中心で、オフィスワークの経験がある全国の20〜59歳の男女1000人を対象にインターネットで実施した。期間は2024年12月5〜9日。
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