【マナー】「社内の人の敬称」どっちが正解? 「社長の鈴木」か「鈴木社長」かビジネスクイズ工房

» 2025年02月24日 08時00分 公開
[高田将代ITmedia]

この記事は、『入社1年目から好かれる人の敬語・話し方のビジネスマナー』(高田将代/SBクリエイティブ)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。


 基本的に、上司や上層部の人には敬語を使いますが、例外もあります。それは、外部の人とお話しする中で、自社の人間を紹介したり、話題に出したりするケースです。

 その際は、役職も外して伝えます。役職名は敬称で、尊敬の意味を持つ敬語の一種です。そのため、社外の人に対して自社の役職者について話すときは、「〇〇部長」ではなく「部長の〇〇」、あるいは「〇〇」(名前のみ)としましょう。なお、取引先など、社外の役職ある人を呼ぶときは、役職に「様」をつけず、「〇〇部長」と呼ぶようにします。

 メールでCCに社内の人を入れるときも「〇〇様(さん)」ではなく「〇〇」(名前のみ)とします。「To:A商事 田中様 CC:弊社 佐藤」のような形ですね。対面でもメールでも、社内の人を指す場合は敬称略がルールとなりますので、注意が必要です。

 では、具体的な例を見てみましょう。

 なお、相手が社内の人のご家族であった場合は、尊敬表現を使います。社外の人に伝える場合は「部長の高橋は外出いたしております」ですが、ご家族には「高橋部長は外出していらっしゃいます」と伝えるようにします。

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