「世田谷区立池尻中学校」跡地に複合施設が登場 働く・遊ぶ・学ぶの機能が集まる

» 2025年03月04日 16時37分 公開

 小田急電鉄(東京都新宿区)は、「HOME/WORK VILLAGE(ホームワークヴィレッジ)」を4月16日に開業する。2004年に廃校となった世田谷区立池尻中学校の跡地を活用し、「働く」「遊ぶ」「学ぶ」の機能を備えた複合施設として、世田谷エリア周辺に暮らす人々の生活と緩やかにつながる場を目指す。本格的なオープンは、7月を予定している。

photo 世田谷区に「HOME/WORK VILLAGE(ホームワークヴィレッジ)」が4月16日開業(画像はイメージ、出典:プレスリリース、以下同)

 本施設のコンセプトは「次世代からの宿題をみんなで解決する」で、世田谷がひとつのVILLAGE(村)のようにつながることを目指す。世田谷が生活者のまちであること(HOME)、この場所から仕事をつくっていくこと(WORK)、この場所がかつて学校であった(HOMEWORK)ことから着想を得た。

photo HOME/WORK VILLAGE イメージ図

 「校舎棟」は飲食や物販、サービス店舗が出店し、Podcast配信スタジオなどの環境を整えるほか、幼児〜小学生向けのスクールを設ける。屋上には、会員制の都市型菜園をつくり、学びの機会や地域コミュニティーとしての機能を提供する。

 ラウンジやミニキッチンを備えたコワーキングスペースに加え、全15区画のスモールオフィスには、ソーシャルビジネスに取り組む企業や個人が入居を予定している。1階のみ7月にオープン予定。

 「体育館棟」は、メインエントランスにブックラウンジを展開するなど、イベント活用や一般にも広く開放することで、交流を促す空間とする。ランニングステーションをはじめ、スポーツコミュニティーを育むためのスタジオも設置する。

photo ロゴデザイン

 「校庭」には木々や芝生を植え、誰でも自由に利用できる広場とし、イベントも定期的に開催する。

photo 施設構成

 小田急電鉄は、地域の担い手が主体となって魅力を引き出し、愛着を育む「支援型開発」を推進している。その一例が、本施設の近隣にある「下北線路街」の「BONUS TRACK」だ。ホームワークヴィレッジも、地域の魅力をさらに高める拠点として位置付けている。

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