就活サイト「ONE CAREER」を運営するワンキャリア(東京都渋谷区)は3月24日、「ワンキャリア就活人気企業ランキング【東大・京大編】26卒本選考期速報」を発表した。
2026年卒の東京大学・京都大学の学生はどのような企業を志望しているのか?
ランキング全体の特徴としては、昨年に引き続きコンサルティングファームの人気が堅調に推移。10位以内に8社がランクインして上位を占める結果となった。中でも2位の「ボストン コンサルティング グループ」は、昨年から順位を5つ上げた。
長らく高い人気を得てきた商社は就活早期化の影響を受け、順位を下げる結果となった。一方、順位を大きく上げたのは大手金融だ。金利引き上げによる各社の利益増というマクロ経済の状況や初任給引き上げの動きからランキングに食い込んだ。
1位は「野村総合研究所」で、昨年と同様の結果となった。以降「ボストン コンサルティング グループ」「三菱商事」「アクセンチュア」「デロイト トーマツ コンサルティング」と続いた。
ワンキャリアは「以前のコンサル人気の中では、BIG4や日系のコンサルティングファームがランキング上位を占めていた時期があり、その後他業種の伸長も見られた。しかし、現在は再度トップティアのファームに注目が集まっている傾向が見受けられる」とコメントしている。
上位10社ではコンサルが8社を占めたが、上位20社で見ると、商社やメーカー、不動産・建設、金融などがランクインした。
13位に「三井住友銀行」、14〜16位には「三井物産」「住友商事」「丸紅」と商社が並び、17位に「三井不動産」、18位に「伊藤忠商事」が続いた。メーカーも奮闘している。4位の「ソニーグループ」からは水をあけられたが、19位に「資生堂」、20位に「富士フイルム」がランクインした。
調査は、就活サイト「ONE CAREER」のユーザーで、東京大学・京都大学に在籍する2026年3月卒業見込みの大学3年生・大学院1年生を対象に、同サイトの企業ページ上の「お気に入り数」を集計し、ランキング化した。有効回答者数は3665人。
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