ショッピングに生成AIツールを使用すると、顧客が電子機器やジュエリーをより多く購入するようになることがAdobeの調査で分かった。
【主なポイント】
【インサイト】
Adobeによると、消費者は買い物の際に生成AIを活用してリサーチをし、商品のおすすめやお得な情報を受け取っている。また、プレゼントのアイデアを得たり、ユニークな商品を見つけたり、買い物リストを作成したりするためにも利用している。
調査では、回答者の約5人に2人がオンラインショッピングで生成AIを使用した経験があると答え、半数以上が今年中に利用する予定だと回答した。
Adobe Digital Insightsの主任アナリストであるヴィヴェック・パンディヤ氏は、「オンラインショッピングにおいてAI搭載のチャットインターフェースを利用することで、消費者は自分のニーズに合った情報をより短時間で得られるようになっている」と指摘。その結果「企業の顧客対応の在り方も変化しつつあり、より複雑なタスクを処理し、個別最適化された提案を行うAIエージェントの登場が注目されている」と述べた。
また、回答者の9割以上が、AIを活用することでショッピング体験が向上したと回答。さらに、87%が高額商品や複雑な購入プロセスにおいてAIを活用する可能性が高いと述べている。
昨年のAdobeの同様の調査では、約5人に3人が生成AIによってオンラインショッピングの体験がすでに向上したと回答していた。時間が経つにつれ、生成AIの利用はより実用的で満足度の高いものとなっている。
さらに、コンサルティング企業Capgeminiの調査によると、生成AIツールの普及により、消費者は従来の検索エンジンを使う頻度が減少している。消費者はまた、検索エンジン、ソーシャルメディア、ECサイトの情報を統合して提供する技術を求めていることも明らかになった。
買い替えより「修理」促す パタゴニア流・顧客ロイヤルティ―の高め方
米コストコが「反・多様性」に堂々と“NO”を突き付ける理由
時給300円増 コストコ進出が日本の地方経済に及ぼす特大インパクトとは?
異色のホームセンター「ハンズマン」が、あえてPOSシステムを導入しないワケ© Industry Dive. All rights reserved.
Special
PR注目記事ランキング