出店攻勢を続けるロピアを札幌市内で待ち受けるのが「トライアル」と「ダイイチ」である。筆者の印象では、価格が比較的安いと感じるのがトライアルだ。福岡県で創業し、小売業界で「リテールDX」を推進していることで知られる。
トライアルは札幌市内で8店舗を展開。支払方法は現金とプリペイドカード、スマートフォンアプリ「SU-PAY(スーペイ)」の3種類があり、最近では西友の子会社化なども話題となった。
食品だけではなく、店舗の一部ではホームセンターに並んでいるような商品があり、衣服や文房具、食器、収納用品なども取り扱う。一つの店舗だけで「衣・食・住」がそろうわけだ。筆者もときどき利用しているが、商品の種類の多さには毎度驚かされる。
札幌市内に7店舗を展開するダイイチは、もともと帯広市で創業し、2004年に札幌へ進出した。トライアルに対して、商品や食品が良質な印象を受ける。例えば「肉じゃが」は道産食材を使用しており「おにぎり」も手で1個ずつ握っているという。支払い方法は現金のほか、各種クレジットカードや、交通系電子マネー、コード決済などさまざまな方法に対応している。
ロピアが北海道初進出となった屯田には、隣接して生鮮食品などをウリにしている「北海市場」が営業しており、近くに業務スーパーのほか、全日食チェーンの「スーパーエース」もあるなど「スーパー激戦区」といっても過言ではない。
札幌ドーム周辺に位置するロピア福住店周辺にも、イオングループの「ザ・ビッグ」があるほか、業務スーパー、アークスグループの「ラルズマート」が待ち構える。5月に開業した琴似店も近隣に「TRIAL smart」が店舗を構え、「イオン」「マックスバリュ」「まいばすけっと」も営業している。
低価格の理想郷「ロピア」は、日本版コストコ!? ヨーカドー跡地に続々オープン 実際に行って分かった強さの秘密
スーパー「ロピア」、来年春にカートでBBQ場に行ける店舗開業へ 資本提携により実現Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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