アプリ会員証の利用が最も多いのは60代──そのような結果がアイリッジ(東京都港区)による調査で明らかになった。アプリ会員証が広がる中で、利用者からは「利用時に困ったこと」に関する意見もさまざま寄せられた。詳しく見てみよう。
日常的に使用している会員証について、全年代でアプリ会員証の利用率が最も多く、5〜6割の人が日常的に利用していた。特に60代におけるアプリ会員証の利用率は61%に達し、全世代の中で最も高い結果となった。
また、若年層から40歳未満ではLINE会員証の利用率が2割を超え、日常的に使用するLINE上で簡単に会員証を管理したいニーズが可視化された。
アプリ会員証をよく利用する店舗の業種については、「ドラッグストア」「スーパーマーケット」がいずれも68%でトップとなり、以降は「コンビニエンスストア」(57%)が続いた。いずれの業種も前回調査比で10ポイント以上の増加が見られ、アプリ会員証の利用浸透がさらに進んでいる様子が見受けられた。
一方で、「ホームセンター」「デパート・百貨店」「カフェ」「美容室・理容室」「カラオケ」などは前回調査より減少する結果となった。
アプリ会員証を利用して「困ったことがある」と回答した人は79%に上った。具体的な内容で最も多い回答は「電波が悪くてアプリが起動できない/会員証が表示されないことがある」で、30%に上った。
「利用時に頻繁なログインが求められる」(26%)、「決済、ポイント付与、クーポン処理等で複数回のスキャンを求められるのが面倒」(24%)といった、アプリ提供者側で改善余地のあるUX(ユーザー体験)に関するものが続いた。
同社は「アプリ会員証利用におけるユーザー体験を改善することは、会員証利用促進だけでなく、店舗利用体験の向上においても大きなポイントとなる」とコメントしている。
調査は2月3〜12日にインターネットで実施。15〜69歳の男女421人から回答を得た。
三井住友銀行が「FA制度」導入 年間「5000件」を超える人事異動はどう変わる?
窓際でゲームざんまい……働かない高給取り「ウィンドウズ2000」が存在するワケ
日本人はなぜこれほどまでに「学ばない」のか 背景にある7つのバイアス
「プログラミング言語」は今後不要になるのか ソフトウェア開発者の業務、半分はAIで自動化可能に
「管理職辞退」は悪いこと? 断る際に重要な2つのポイントCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング