高卒者の転職ニーズ4割弱 仕事探しの方法は?

» 2025年05月30日 17時16分 公開
[ITmedia]

 厚生労働省の調査によると、2025年3月に卒業予定の高校生の求人倍率は4.10倍と、1988年以降最も高くなった。高校生の就職活動や転職ニーズはどうなっているのか。高校生の就職を支援している「ジンジブ」(大阪市)は、高校を卒業して社会に出た18〜26歳を対象に調査を行った。

高卒者の転職ニーズは?(出典:ゲッティイメージズ)

 高校卒業後に働き始めた人のうち、「入社した会社で引き続き働いている」のは48.6%、「別の会社へ転職している」のは18.2%だった。

高校卒業後働き始めた人の現在の状態(出典:プレスリリース、以下同)

 高校卒業後に「進路を決めなかった」「就活中」だった人のうち、55.6%は「まだ働いていない」と回答した。

高校卒業後に「進路を決めなかった」「就活中」と回答した人の現在の状態

 就職した経験のある人のうち、「離職して就職活動中」「離職を検討していて転職活動をしている」と回答した人は17.8%だった。「活動はしていないが意向がある人」を加えると40%弱の高卒社会人に転職ニーズがあることが分かった。

現在の職場から離職や転職を検討したことはあるか

 転職活動のやり方については、「求人サイトに登録する」(37.2%)が最も多く、「ハローワークに行って仕事を探す」(33.7%)が続いた。3番目の「人材紹介サービス」(17.0%)は上位2つと大きく差が開いた。

 ジンジブは、高卒社会人は新卒の就職活動の際に、学校の進路指導を通じてハローワーク求人から仕事を探すことが一般的だったため、その延長線上でハローワークを活用する傾向があるのではと推測した。

転職活動をする場合、どのように行うか(行ったか)

 本調査は2024年10月21〜28日、高校卒業後に社会に出た18〜26歳の800人を対象に、インターネットで実施した。

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