オープンワーク(東京都渋谷区)が運営するプロジェクト「働きがい研究所」は「退職者が選ぶ『辞めたけどおすすめしたい企業ランキング』」を発表、1位は「マッキンゼー・アンド・カンパニー」だった。
2位は米国に拠点を置くIT企業「ヴイエムウェア」、以下「伊藤忠商事」「キャセイパシフィック」「住友商事」「三井物産」が続いた。
日系企業からは総合商社が上位10社のうち4社を占めた。ほかに、味の素やトヨタ自動車といった大手メーカー、DeNAやサイバーエージェントなどのメガベンチャーまで幅広くランクイン。一方、外資系はアマゾンウェブサービスジャパンや日本マイクロソフト、Apple JapanなどのSIerやコンピュータ・通信機器系業界、コンサル業界からのランクインが目立った。
上位に寄せられたクチコミを見ると「特に、新卒で入社した方の多くが元々起業することに興味があり、入社後1〜3年で基本的なビジネススキルとマッキンゼーでの経験を通じて自身のビジネス戦闘力を高め、卒業されていく」(コンサルタント、マッキンゼー・アンド・カンパニー)、「国内の研修制度はかなり充実しているため、会社負担でかなりいろいろな研修に参加でき、実務以外でも成長できる機会を与えてもらえる」(営業、伊藤忠商事)といったコメントがあった。
また「社員のレベルは高く、組織としても成熟しているため、新卒から社会人としてのイロハを学ぶ上では良い環境。スタート時からつまずいたり、うまくいかない人を切り捨てるような事はなく、上司同僚含め辛抱強く見守ってくれるような風土」(営業職、トヨタ自動車)などの声もあった。
情報プラットフォーム「OpenWork」に投稿された、2020年以降に退職した元社員による会社評価レポート13万6087件を集計。退職者によるネットプロモータースコア(「あなたはこの企業に就職・転職することを親しい友人や家族にどの程度すすめたいと思いますか?」という質問に0〜10段階で回答したスコア)を対象に分析した。
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