2年目以降の売り上げや来館数については、伸長率10%を目標に設定している。近隣施設である「ルクア大阪」が2024年度に年間8000万人の来館数を達成したことからも、KITTE大阪の成長余地はまだ大きいといえる。うめきたエリア全体での連携拡大を視野に、売り上げの向上を目指す。
「近隣施設をはじめ、さまざまな団体や学校と連携しながら、客力の向上に取り組みたい」と大平氏が展望を語るように、周辺施設と「競争」するのではなく、「共創」による相互繁栄という成功体験を、さらに広げていく構えだ。
うめきたエリアが実証するように、施設単体での独り勝ちを目指すのではなく、エリア全体で集客力を向上させる考えは、今後の都市開発や再開発のヒントになるかもしれない。
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