「静かな退職者」7割が予備軍も 経営者・人事が取る対策は?(1/2 ページ)

» 2025年06月23日 07時00分 公開
[秋月かほITmedia]

 仕事に対する熱意を失い、与えられた以上のことはやらない状態の「静かな退職者」が、近年増加している。日本人事経営研究室(東京都渋谷区)が調査をしたところ、企業の経営者・人事担当者のうち47.0%が「社内に静かな退職者がいる」と認識していた。

photo 日本人事経営研究室が「中小企業が抱える人事課題に関する意識調査」を実施(出所:写真AC)
photo 会社の中に「静かな退職者」はいるか(出所:プレスリリース、以下同)

転職経験者の7割が「静かな退職者」予備軍

 転職経験のある社員100人のうち、70.0%(「かなり感じる」30.0%と「少し感じる」40.0%の計)が、働く中で「与えられた仕事以外はやりたくない」「仕事をたくさん振らないでほしい」と感じていることが分かった。理由として「業務量がすでに多くて手一杯だから」(42.9%)、「努力しても報酬に反映されないと感じるから」(37.1%)、「努力しても評価に反映されないと感じるから」(35.7%)が上位を占めた。

photo 働く中で与えられた仕事以外はやりたくない、仕事をたくさん振らないでほしいと感じることはあるか
photo 与えられた仕事以外はやりたくない、仕事をたくさん振らないでほしいと感じる理由
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