ローソン、駐車場で2500円から車中泊 高騰する宿泊費に一手

» 2025年07月08日 13時25分 公開
[ITmedia]

 ローソンは7月14日から、千葉県内6店舗の駐車場で車中泊施設「RVパーク」の実証実験を始める。キャンピングカー関連企業で構成された日本RV協会(横浜市)、無人決済システムを展開するグローリー(兵庫県姫路市)とそれぞれ連携する。

車中泊施設「RVパーク」の実証実験を始める(出所:ゲッティイメージズ)

 実施期間は、2025年7月14日〜2026年6月30日で、1回1区画当たりの利用料は2500〜3000円。チェックインは午後6時、チェックアウトは翌日の午前9時とする。

 電源ドラムの貸し出しや生ごみの処理(専用のごみ袋1袋まで)といったサービスを提供する。ローソンは、24時間飲食物を購入できる環境や、店内に従業員がいる安心感などを訴求し、駐車場の有効活用を図る。

店舗駐車場での利用イメージ(出所:プレスリリース、以下同)

 RVパークは、「快適に安心して車中泊ができる場所」として日本RV協会が定めた基準を満たす車中泊スペースで、24時間利用可能なトイレやごみ処理ができることなどが条件となる。温泉施設や道の駅、遊園地などでも導入されており、2024年12月時点で500カ所以上展開しているという。

 近年、食事時間に縛られたくない、ペットと一緒に過ごしたいといったニーズの多様性や、国内の宿泊費高騰を背景に、ミニバンや軽自動車などによる車中泊需要が高まっているという。日本RV協会の調査によると、国内のキャンピングカー保有台数は2016年に10万台を突破し、2024年には前年比1万台増の16万5000台と、右肩上がりの状況が続いている。

実施店舗

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