ローソンは7月14日から、千葉県内6店舗の駐車場で車中泊施設「RVパーク」の実証実験を始める。キャンピングカー関連企業で構成された日本RV協会(横浜市)、無人決済システムを展開するグローリー(兵庫県姫路市)とそれぞれ連携する。
実施期間は、2025年7月14日〜2026年6月30日で、1回1区画当たりの利用料は2500〜3000円。チェックインは午後6時、チェックアウトは翌日の午前9時とする。
電源ドラムの貸し出しや生ごみの処理(専用のごみ袋1袋まで)といったサービスを提供する。ローソンは、24時間飲食物を購入できる環境や、店内に従業員がいる安心感などを訴求し、駐車場の有効活用を図る。
RVパークは、「快適に安心して車中泊ができる場所」として日本RV協会が定めた基準を満たす車中泊スペースで、24時間利用可能なトイレやごみ処理ができることなどが条件となる。温泉施設や道の駅、遊園地などでも導入されており、2024年12月時点で500カ所以上展開しているという。
近年、食事時間に縛られたくない、ペットと一緒に過ごしたいといったニーズの多様性や、国内の宿泊費高騰を背景に、ミニバンや軽自動車などによる車中泊需要が高まっているという。日本RV協会の調査によると、国内のキャンピングカー保有台数は2016年に10万台を突破し、2024年には前年比1万台増の16万5000台と、右肩上がりの状況が続いている。
ナチュラルローソン、「800円超え」サラダ投入 狙いは?
ロードサイドに増殖中の「コンテナホテル」 インバウンド度外視でも好調なワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング