ドンキ、韓国で初のポップアップ 日本の食文化広げる狙い

[ITmedia]

　パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス（PPIH）が展開するドン・キホーテは7月8日、韓国・ソウルの百貨店「THE Hyundai Seoul」でポップアップストアを設置する。韓国の大手コンビニチェーン「GS25」を運営するGSリテール（ソウル）とのコラボレーションによる取り組みだ。

韓国でポップアップストアを開催（出所：プレスリリース、以下同）

　7月8日〜8月1日の期間に開催し、場所はソウル・汝矣島（ヨイド）にある百貨店「THE Hyundai Seoul」の地下1階。PB「情熱価格」を中心に、日本で特に人気の高い「秒でどこでも TKG！？卵かけ風ご飯のたれ」や、暑い季節に合う乾麺やつゆなど、日本の食文化を体験できる商品をそろえる。加えて、日本では人気があるが、海外ではあまり知られていない「ごまにんにく」なども展開する。

情熱価格商品一例

　ポップアップストア限定商品として、GS25で人気の2商品を組み合わせた「はちみつゼリーもなか×もちもちマシュマロクッキー」を販売。パッケージには、ドンキのキャラクター「ドンペン」と、GS25のキャラクター「ムムシ」をあしらう。

　店舗デザインは、韓国の伝統市場を思わせる外観で、ドンペンや情熱価格のキャラクター「ド情ちゃん」が描かれている。店内では、韓国語で書かれた“ドンキ文字”（ドンキ店舗でおなじみのPOP文字）で「驚きポイント」や「使い方・レシピ」などのPOPを設置し、ドンキらしさを演出する。

ポップアップ店内

　ドンキでは、5月15日から国内の店舗でGS25のPB商品や「Netflix」とのコラボ商品を展開している。GS25専用コーナーを設け、スナック菓子や韓国発の人気ドラマ『イカゲーム』とのコラボ菓子などを販売している。

　同社によると、免税売上のうち韓国人利用者が23.8％と最も多いという。現地でのポップアップストア開催により、韓国市場での認知拡大と顧客との接点強化を目指す。