百貨店のそごう・西武は8日、西武池袋本店(東京都豊島区)の大規模改装後の第1弾として、9日から一部開業する化粧品売り場を報道陣に公開した。公開された3階の化粧品売り場は47ブランドが入り首都圏最大級となる。2025年12月開業予定の1階の売り場とあわせて、改装前に比べて売り場面積を4割増床する。9月には地下1、2階の食品売り場も営業再開予定で、26年に全館で営業を再開する見通し。
8日は早速、招待客らが3階の売り場を訪れ、「ディオール」や「プラダ」などのテナントを見て回っていた。3階の売り場には、カウンセリングなどにも利用可能な個室も設けた。訪日客(インバウンド)や幅広い世代の利用を見込む。
同店の寺岡泰博店長は「(改装後も)地域の方に喜んでもらえる店舗にしていきたい」と話した。
そごう・西武の親会社だったセブン&アイ・ホールディングスが23年9月、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却。フォートレスと連携する家電量販店大手のヨドバシホールディングスの出店に伴い、池袋本店の百貨店の売り場面積は半分となるり、24年9月以降、大部分の営業を取りやめ、改装工事をしていた。
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケ
「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モールcopyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
Special
PR注目記事ランキング