ローソンが2023年2月に始めた人気企画「盛りすぎチャレンジ」は、商品の重さや具材を約1.5倍に増量しながら、価格はそのまま据え置くのが特徴だ。
2025年6月に実施した今回のキャンペーンは5回目を数える。ローソン創業50周年にちなんで、商品の増量幅を50%に設定した。過去のキャンペーン期間中は全て、前年と比べて平均客数が増加しており、いまやヒット企画として定着している。
キャンペーンの背景や狙いについて、同社商品本部統括部長の友永伸宏氏に話を聞いた。
1998年に入社し、約20年間商品開発に携わってきた友永氏は、からあげクンや弁当、スイーツ、冷凍食品など幅広いカテゴリーを担当してきた経験から、ローソンが一貫してチャレンジ精神を大切にしていると話す。
「盛りすぎチャレンジ」はその象徴だ。友永氏は「物価が上がる中でも、日頃からご利用いただいているお客さまに、感謝の気持ちを込めてお得を届けたかったんです」と語る。
基本的にキャンペーン施策は1回目が最も効果が大きく、回数を重ねるごとに落ち着いていくのが一般的である。しかし、盛りすぎチャレンジは逆に回数を重ねるごとに反響が大きくなっていったという。最初はローソンの定番商品を対象としていたが、徐々に定番ではない商品にも拡大していった。
友永氏は「入社以来、ダントツで反響を呼んでいるキャンペーンですね。2番目に反響があった施策が思い浮かばないくらいです」と力説する。
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