イオンは、仙台市の旧東北大学雨宮キャンパス跡地に商業施設「イオンモール仙台上杉」を10月8日にオープンする。
イオンモール仙台上杉は、店舗棟は地上4階建、立体駐車場棟は地上6階建の商業施設。
仙台市青葉区は、大正期から旧制二高の校地があるなど、仙台有数の文教地区としても知られている。イオンモール仙台上杉では、旧東北大学雨宮キャンパスの文化と歴史の継承を目指し、守衛室の復元や記念碑の設置を中心に、周辺環境を整備する。守衛室の復元では、外壁やひさしの一部、れんが、窓、玄関の踏石などを再利用した。仙台「桜川」の歴史伝承として、四ツ谷用水のモニュメントも設置する。
イオンは「隣接する多様な世代が暮らす住宅、地域に密着した医療施設とともに、複合的な地域拠点として、健康で豊かな暮らしを支える生活利便サービスや多様な学び・交流の場の提供を行い、にぎわい創出の一助となる施設を目指す」とコメントした。
最上階の4階には、屋内屋外一体型広場「KAMISUGI ONE PARK」を設置した。
昼は天候や季節に左右されず、子どもが遊べる芝生広場として、夜は非日常感を演出した大人向けのくつろぎ空間として活用できる。昼夜を通じて幅広い世代を呼び込む、多目的な交流拠点となることを狙う。
KAMISUGI ONE PARKに隣接して、約700席を有する「グルメアリーナ」を設ける。「生パスタ専門店SPALA」「じげもんちゃんぽん食堂/からあげと檸檬サワースタンド」「塩釜港直送 まぐろ丼 まぐろ屋やまもと」など、さまざまなジャンルの飲食店10店舗が並ぶ。
中央部には、98インチの4面モニターを設置。仙台市をホームタウンとするスポーツチームの試合や音楽など、さまざまな映像コンテンツを楽しめるようにする。
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「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モールCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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