日本のゲームを米ハリウッドなどで実写映画化する動きが盛んになっている。任天堂の「ゼルダの伝説」、フロム・ソフトウェアの「エルデンリング」などの初実写化に加え、カプコンの「バイオハザード」もリブート(再始動)を予定する。常に題材不足に悩む映画業界にとって日本のゲームは「IP(知的財産)の宝の山」で、ゲーム会社側も映画化を通じてゲームの知名度アップや関連グッズの売り上げ増につなげる狙いがある。
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』のイメージ©2021 Constantin Film International GmbH and Davis Raccoon Films Inc.All Rights Reserved.任天堂は2027年5月にゼルダの実写映画公開を予定。同社の人気キャラクター「マリオ」の生みの親として知られる宮本茂・代表取締役フェローがプロデューサーとして制作のかじを取り、「メイズランナー」シリーズや「猿の惑星/キングダム」のウェス・ボール氏が監督を務める。宮本氏は23年の経営方針説明会で「みなさまの期待を裏切らないものができたタイミングで公開したい」と述べており、完成度への強いこだわりが見て取れる。
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