ゼルダ、バイオ、エルデンリング……日本のゲームが続々ハリウッドで実写映画化する背景(3/3 ページ)

» 2025年08月11日 09時10分 公開
[産経新聞]
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 バイオハザードは2002年に始まったシリーズが6作品、22年の新作映画、ドラマと数多くの実写化を行ってきた。作品の評価にばらつきはあるものの世界での知名度拡大に成功。ゲームの新作は安定して1千万本を売り上げる“ドル箱”となっている。

photo 『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』のイメージ©2024 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA,INC.

 バイオハザード、ストリートファイターともに新作映画を制作中で、ゲームと映画の両輪でファン獲得を進めている。

 セガの人気シリーズ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」は20年に実写化されると、当時の全米ゲーム原作映画史上最高の興行収入を記録。海外で人気を博し、4作目が制作中となっている。ソニック関連のIPのライセンス収入は映画公開後に10倍以上に拡大。1987年にアーケードゲームとして発表され、海外で大ヒットした「Shinobi」の映画化も進行中で、海外を軸足に置いた戦略に商機を見いだす。

 立命館大映像学部の中村彰憲教授は「子供のころゲームが好きだった人を引き戻す上で、映像化は重要な切り口になるだろう」と指摘している。(桑島浩任)

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