弁護士法人のmamori(東京都渋谷区)は、「"退職"に関する意識調査」の結果を発表した。退職の意思を伝えることについて抵抗を「感じる(とても感じる+少し感じる)」と回答した割合は67.1%と、「感じない(あまり感じない+まったく感じない)」の32.9%を大きく上回ったことが分かった。
退職を言い出せない理由で、最も多かったのは「人手不足や忙しさで辞めづらい空気がある」(28.0%)。以下「退職理由をうまく説明する自信がない」(27.3%)、「周囲に迷惑をかける・評価や人間関係が悪くなりそう」(22.7%)、「引き止められたり否定されたりしそうで不安」(22.2%)が続いた。
mamoriは「退職の申し出には職場の状況や人間関係の複雑な要因が絡んでいる。特に職場の人手不足や忙しさが辞めづらさを生み、加えて退職理由をうまく説明できないことや周囲への影響を気にする心理が言い出しにくさを助長していることが分かった」とコメントした。
近年、拡大している退職代行というサービスについて、「利用したことがある」はわずか2.2%。ただ、「知っているが使ったことはない」は54.4%、「聞いたことがある」は31.8%と、認知度は高いようだ。
「退職で困ったら安心できるサポート」を聞いた。最も多かったのは「匿名での相談ができること」(11.8%)。以下「費用が明確で分かりやすい」(10.5%)、「退職理由の代行・書類作成までしてくれる」(9.8%)、「即日で退職できる仕組み」(9.6%)が続いた。一方、「特にサポートは必要ない」も40.2%いた。
「多くの人が『自力で何とかする』という姿勢だが、特に精神的負担の大きいケースではサポートが必要とされている実態が読み取れる」(mamori)
インターネットによる調査で、対象は日本在住の20〜40代の男女550人。調査日は7月22日。
隣の同僚が億万長者に? 知られざる「いつの間にか富裕層」の実態
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?
【マナー】風邪をひいた上司に一言 「お大事にしてくださいね」はアリ?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング