Z世代の3割が「想定外=失敗」と回答 何でもリアルタイムに把握したい傾向強く

» 2025年08月21日 05時00分 公開
[ITmedia]

 メルカリが18〜57歳の男女600人を対象に実施した調査で、Z世代がバブル世代の2倍以上、想定外の出来事を「失敗」と捉える傾向があることが分かった。なお、本調査では18〜26歳を「Z世代」、52〜57歳を「バブル世代」と定義した。

世代別の消費行動とクレジットカード利用実態調査(出所:ゲッティイメージズ)

 想定外のことが起こることを「失敗」と捉えるか、「経験」と捉えるか聞いたところ、Z世代は33.3%、バブル世代は14.7%が「失敗」と回答した。

想定外のことを「失敗」と捉える世代別割合(出所:ニュースリリース、以下同)

 「想定していなかった急な出費に対してストレスを感じる」と答えたZ世代は76.7%に上った。理由として「月々の収支の計画や予算が崩れてしまうから」(Z世代57.4%、バブル世代45.7%)、「自分のお金の流れを、自分でコントロールできないと感じるから」(同31.3%、20.5%)などが挙げられた。

想定していなかった急な出費に対して、どの程度ストレスを感じるか
想定していなかった急な出費に対してストレスを感じる理由

 Z世代に自分の価値観に近いものを選択してもらったところ、「情報の透明性が無い/オープンでは無いのはよくない」と回答した人は71.3%で、2023年度の調査から11.3ポイント増加した。「デリバリーは配達状況を見て、いつ到着するか確認する」は63.3%(12.0ポイント増)、「何でもリアルタイムに自分で把握したい」は61.3%(12.6ポイント増)に上った。

 メルカリは「さまざまなライフシーンで状況をすぐに把握し可視化させたい意向が強まっている」と分析した。

価値観に近いもの

 クレジットカードを持っている人に利用明細の確認頻度を聞いたところ、Z世代の方がバブル世代より高く、半数以上が週に1回以上確認していた。毎日確認するZ世代は12.2%に上った。

クレジットカードの利用明細はどのくらいの頻度で確認するか

 本調査は7月30〜31日、全国の18〜57歳の男女600人を対象に、インターネットで実施した。

【2025年8月21日午後8時28分 バブル世代の定義に誤りがありましたので訂正いたしました。】

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