採用面接で面接官はどんな点に注意すべきなのか。
女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事している一般社団法人テツナグ代表理事の若林宏美さんに話を聞いた。
――面接官側にも緊張やプレッシャーがあると思いますが、どういった背景があるのでしょうか?
採用担当者も当然、人間です。特に面接に不慣れな方や、自分が最終決定者でないケースでは「失敗できない」というプレッシャーがあります。録音データが上司や他部署に共有されることもあり、評価のための“抜け漏れなく聞かなければ”という意識が強くなりすぎて、目の前の候補者への気配りが疎かになることもあります。
――面接で行う質問は統一した方がよいのでしょうか?
新卒採用の場合は、時期も評価基準も同一である必要があるため、質問の統一は非常に効果的です。企業としての評価軸を明確にし、面接官間のばらつきを減らすことが、結果として採用の精度を高めます。
一方で中途採用では、候補者の経験やスキルが多様なため、状況に応じて柔軟に質問内容を調整する必要があります。
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