採用面接で、志望度の高さをどう測る? 専門家が教えるシンプルな質問(2/3 ページ)

» 2025年09月04日 05時00分 公開
[ITmedia]

――職歴の浅さ(短期離職)についてはどう判断すべきでしょうか?

 一概に「◯年未満だからNG」という考え方は避けるべきです。パワハラや環境要因でやむを得ず早期離職するケースもありますし、ハイクラス人材であれば1年以内に転職することも珍しくありません。

 重要なのは、「なぜ辞めたのか」「その経験から何を学び、次にどう生かそうとしているか」を丁寧に確認することです。

面接をスムーズに進めるには?(出所:ゲッティイメージズ)

――面接時の印象と入社後のパフォーマンスのギャップを防ぐ工夫はありますか?

 特に中途採用では、専門知識が本当にあるかどうかを見極めるため、具体的な業務事例に関する質問を行うことが有効です。また、過去の役職や成果に疑問がある場合は、Facebookなどの実名SNSで確認したり、調査会社を活用する企業もあります。採用はリスク管理の側面もありますから、慎重な見極めが必要です。

――完璧に面接準備をしてきた候補者から“人柄”を引き出すには?

 用意された回答だけでは本質が見えないこともあります。例えば、「あなたが一番尊敬している人は?」「今まで出会った中で一番苦手な人は?」といった問いは、価値観や性格が浮き彫りになります。特に後者は「うそをつく人が苦手」「約束を守らない人は無理」など、候補者自身の信条が垣間見える貴重な質問です。

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