同店では優勝記念ロゴが入った限定品や、記念仕様の紙袋に菓子や化粧品、衣類などを詰めた「お楽しみ袋」を販売。2年ぶりの優勝にちなんで2割引の品も人気を呼んだ。ただ単純に安いものを買い求めるより、優勝を祝うイベントとして楽しむ人も多く、球団や選手の応援にお金を惜しまない「推し活」のような空気も漂っていた。
関西大の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)は阪神優勝による全国の経済波及効果について、平成17年以降の優勝チームで「最大」と見込み、約1084億円と予測した。観客動員数の増加や、若手選手の活躍で新鮮味が増したことなどを理由に挙げた。
一方、グループの百貨店では、あまがさき阪神(兵庫県尼崎市)、阪神・にしのみや(同県西宮市)、阪神・御影(神戸市東灘区)が梅田本店と同期間にセールを実施。令和5年の優勝時、阪急は「屋号が異なる」などとして記念セールに加わらない方針を示していたが、今回は神戸阪急(同市中央区)が8日から3日間の日程で開く。
阪神百貨店は初めてオンラインストアでも記念セールを行い、全国のファンに向けて販売チャンネルを広げて増収効果を狙う。(田村慶子)
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「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モールcopyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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