阪神優勝の経済効果は? 神戸阪急も屋号越えて参戦(1/2 ページ)

» 2025年09月09日 09時02分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 プロ野球阪神タイガースの2年ぶり7度目となるセ・リーグ優勝から一夜明けた8日、百貨店などで記念セールが始まった。阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)ではセール初日の開店を待つ客が列を作り、令和5年優勝時の約1.5倍の3千人ほどに。近年の節約志向とは打って変わって、にぎわいを見せた。セールは14日まで。

photo 阪神の優勝セールは大勢の買い物客でにぎわった=8日午前、大阪市北区の阪神百貨店梅田本店(泰道光司撮影)

「ワクワク止まらない」

 この日、阪神百貨店梅田本店は通常より30分早い午前9時半にオープン。店内は一気に混雑し、入店制限をかける場面もみられた。

 「ワクワクが止まらない。買い物だけでなく、優勝を祝いたい」。フリー添乗員の伊藤紫途さん(56)は、観戦とセールに行くため3週間の休暇を取って神奈川県茅ケ崎市から足を運んだ。

 韓国・ソウルから訪れたシン・ドンソクさん(36)は「阪神の応援グッズを買えたが、もう少し店内を見て回りたい」と笑顔を見せた。

 梅田本店の西井秀麿(ひでまろ)本店長は「史上最速で優勝セールができて、すごくうれしい。お買い得な商品を各階で用意しているので、たくさん来店いただければ」と、ほくほく顔。5年9月の優勝セール時は前年同月の平均週間売り上げの3倍となったが、同規模の売り上げを目指すという。

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