「リーダー論は必要ない」と語るのは、元マイクロソフト役員であり、現在までに815社・17万人超の働き方改革を支援してきた越川慎司氏(現在は株式会社クロスリバーの社長)だ。
著書『一流のマネジャー945人をAI分析してわかった できるリーダーの基本』(日経BP)の背景や、理想的なリーダーに共通する要素などについて聞いた。
――リーダー論を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
正直に言うと、私は「リーダー論は必要ない」と考えています。「リーダーはこうあるべき」という一般論を学んでも、それが自分にとって正しいかは別です。
私たちは、のべ3万8000人以上にマネジメント・リーダーシップ研修を提供してきましたが、正解は常に“その人と組織に合った行動”の中にあります。
――著書では、できるリーダーの共通点について書いていますよね?
はい。ただしそれは、「できるリーダーたちに共通していた行動」をAIで客観的に分析した結果であり、「こうすべき」という押し付けではありません。
研修などを通じて1万8000人近くに試してもらい、「再現性があった」と確認できた内容だけをまとめたのがあの本です。
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