ライブ配信アプリで配信者への応援目的で現金などを送る「投げ銭」トラブルの増加が懸念される中、国民生活センターが全国の消費生活センターなどに寄せられた未成年者の契約に関する相談の調査結果をまとめたところ、インターネットゲームに関する1件当たりの相談支払額の平均が小学生で10万円、高校生で20万円を超えたことが分かった。
センターによると、インターネットゲームに関し未成年者が絡む相談は増加傾向にある。最新の調査結果によると、令和5年度にあった相談の平均支払額は1件当たり、小学生が約10万5千円、中学生が約19万3千円、高校生は約22万6千円だった。
相談件数は、新型コロナ禍で在宅時間が増えた2年度でいずれの年代でも増加。しかしその後も相談件数が大きく減ることはなく、5年度は全世代で2年度を上回っている。
インターネットゲームを含むすべての相談のうち、5年度に小学生が関わった事案の約8割でクレジットカードや携帯会社を通じたキャリア決済などが用いられていたことが判明。小学生のカード所有は考えにくいため、保護者ら身近な大人のカードを無断で使っていたケースが大半とみられる。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
Special
PR注目記事ランキング