大阪・関西万博の閉幕が迫る中、公式キャラクター「ミャクミャク」の閉幕後の関連ビジネスの行方が注目されている。独特なデザインから当初は不評だったミャクミャクだが、開幕後の人気は右肩上がりで公式ライセンス商品の販売を押し上げ、万博の財政を支えている。好調な売れ行きを受け、万博を運営する日本国際博覧会協会は公式商品の販売期間を来年3月末まで延長した。
協会によると、公式商品を販売するオフィシャルストアは万博会場内外にネットを含め44店舗あり、ライセンス契約を結ぶ約400社が約6800種類の商品をそろえた。会場のストアでは商品を買い求める人で行列ができ、一部はネットオークションで高額で転売される状況もみられた。
公式商品は価格の8〜10%(会場外店舗は6〜8%)がロイヤルティー(権利使用料)として企業から協会に支払われる。ここから万博の知的財産管理団体に一部が割り当てられ、残りが万博の運営費に入る。
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