万博黒字の陰にミャクミャクあり 閉幕後はどうなる?(2/2 ページ)

» 2025年10月10日 08時52分 公開
[産経新聞]
産経新聞
前のページへ 1|2       

 協会は開幕前に運営収入を1160億円と見込み、ライセンス事業収入を30億円と想定。公式商品の売上高は8月末時点で約800億円にのぼっており、ライセンス事業収入を大きく伸ばす可能性が高い。今月7日には運営費が最大280億円の黒字になる見通しが示されたが、ミャクミャクの貢献は大きかった。

 公式商品の売り上げが好調なことから、協会は販売期限を当初予定していた10月13日から来年3月末まで延長。オフィシャルストアのうち会場外にある15店舗を閉幕後も一定期間営業する。

 さらに、協会が持つミャクミャクなどの知的財産権についても、閉幕日までとしていた使用期限を、経過措置として来年3月まで延長した。4月以降は、万博の理念継承など使用範囲を制限したうえで、国や地方自治体などが使用できるようにする。(田村慶子)

前のページへ 1|2       

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR