大阪・夢洲の再開発はどこへ向かうのか 盛況の裏で残る課題(4/4 ページ)

» 2025年10月13日 07時30分 公開
[産経新聞]
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りそな総合研究所・荒木秀之主席研究員「観光市場予測し、事業者と未来像共有を」

 大阪・関西万博そのものに対する評価は今後、「未来社会の実験場」というコンセプトに沿ったレガシー(遺産)を活用できるかどうかにかかっていると考える。あまたある社会課題の解決につながるような技術やアイデアが社会で実用化され、中長期の成長に結びつくことが、万博を開催した意義や価値になっていくはずだ。

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 夢洲はIRの開業を控える今、観光の一大拠点として活用されるべきだという見方が強い。万博跡地とIRとのシナジー(相乗効果)を考えた開発が求められる。

 大阪府市は、今後の観光市場の予想を立てて夢洲の大きな未来像を描き、事業者と認識を共有する必要がある。そうすることで企業は商機を見いだしやすく、投資の流れが生まれるのではないか。(聞き手 石橋明日佳)

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