近年の後継者不足に対応する手段の一つに、親族関係のない社内の役員や幹部社員に事業を承継する「社内承継」があるが、スムーズにいかないケースも多いようだ。
事業承継の総合支援サービス「RISONAL」(リソナル)を運営するオーナーズ(東京都港区)は、後継者候補としての社内承継の打診を辞退、または保留にした経験がある人を対象に調査を実施した。社内承継の打診を辞退・保留にした理由として最も多かったのは「責任が重いと感じた」(29.2%)だった。
以降「他に優先すべきことがあった」(26.4%)、「経営スキル不足」(24.5%)と続いた。重責への心理的負担と能力不足への不安が、承継の大きな障壁となっていることがうかがえる。
資金面での課題も明らかになった。22.6%は「収入や生活面での安定が不安」と回答。その他「家族への負担が心配」(21.7%)、「詳細が分からず不安」(18.9%)などの回答が寄せられた。
一方で、34.9%は「特に気にならなかった」としており、資金面の受け止め方には個人差があることも分かった。
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