成田空港第3ターミナルの搭乗ゲート付近で、ロボットを活用したお土産販売の実証実験が行われている。成田国際空港会社(NAA)と野村総合研究所(NRI)が共同で実施。人手不足の解消に向けた新たな手立てとなるか、利用者の満足度やコストなどを検証し、今後の可能性を探る。
NRIが開発したロボットシステム「ピックルストア」を活用。幅7メートル、奥行き2.7メートルのブース内で、「犬と猫の間をイメージした」(NRIの開発担当者)というロボット「ピックルくん」が、先端に吸盤がついたアームを使って注文の商品を取り上げ、受け渡す仕組みだ。
複数のカメラを設置し、センサーやAI(人工知能)を使って誰がどの商品を選んだかを判断する従来の無人店舗に比べ、大規模な工事の必要がなく、初期投資を抑えられるのが特徴。比較的狭いスペースでも展開可能で、万引の心配もない。
開発担当者は「小売り向けのソリューション(解決策)の新しい一形態にならないかということで開発した。閉店の時間帯でもロボットが接客することで、販売できるようになる」と強調する。
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