30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕する国内最大の車の祭典「ジャパンモビリティショー」が29日、報道陣に公開された。ダイハツ工業は同社が1957年に最初に発売した三輪自動車「ミゼット」を四輪の電気自動車(EV)として復活させた試作車「ミゼット X」などを出展した。
ミゼット Xは運転席のほか、後部座席に2人が乗車できる3人乗り。全長2メートル20センチ、全幅1メートル29.5センチと、標準的な軽自動車よりもひと回り小さい。「自転車のように気軽に使えるように、目線の高さや視界の広さを確保した」という。ドアは前側に開き、小さい割に乗り降りしやすくなっている。
ダイハツの出展テーマは、社名と「大発明」という言葉を掛けた「わたしにダイハツメイ」。ミゼットXについては、「初代ミゼットの発明精神を未来へ受け継ぎ、『みんなの身近な移動』を再発明した」としている。
ミゼットは「Midget」(非常に小さなもの)という言葉から車名が付けられた。実用性の高さや価格の低さなどから大ヒットし、60年代を象徴する車として『稲村ジェーン』(90年、桑田佳祐監督)や『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年、山崎貴監督)シリーズなどの映画にも登場した。
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