同日行われた試乗会では、報道陣や関係者を乗せて全長42.8キロの山梨リニア実験線を時速500キロで往復した。「M10」は5両編成の4両目に連結され、前後の車両はL0系やL0系の改良型試験車を連結。
実験センターを出発した車両は、走り出したことに気づかないほどスムーズに加速し、時速157キロでタイヤを使用した走行から浮上した。時速500キロに到達しても車内は小声で会話ができるほど静かで、振動も少なく、座席などにつかまらずに通路を歩くことができた。
トンネル区間が多いため車窓の景色で速度を体感することは難しく、振動や騒音も少ないため、車内に投影された映像が「500キロ」を表示しているものの、超高速で走行している実感はなかった。
JR東海では「M10」を従来のL0系車両と連結し、開業に向けて走行試験を重ねていく予定だ。(文・写真 桐原正道)
次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
東横インの「47都道府県バッジ」が人気 富士山は静岡か山梨か、小さな争奪戦copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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