カインズは12月11日、ITなどを活用した次世代店舗「カインズ吉川美南店」(埼玉県吉川市)をオープンした。
JR武蔵野線「吉川美南駅」東口からすぐの大型店で、ドッグランやカフェも併設。日用雑貨や飲料・加工食品、DIY関連、家庭用品、アウトドア用品など幅広い商品をそろえる。
インテリアやリフォームコーナーでは、商品のサイズ感や触感、リフォーム施工後のイメージが分かる展示を充実させた。例えば、枕やソファは実物を試せるようにサンプル商品を用意し、カーテン売り場では光の透け具合を確められる工夫をしている。リフォームコーナーには本社の専門従業員にリモートで相談できるブースを設置した。
洗濯洗剤コーナーでは、液晶画面に表示された商品画像をタップすると陳列商品の香りが噴射され、香りを試せる端末を導入した。従来はミニボトル型の香り見本を設置していたが、本体が無くなってしまったり、時間経過で香りが弱まったりする課題があったそうだ。
この端末はPOSデータと連携しており、香りを試した客が購入に至ったか可視化できるようになっている。試験導入した芳香剤ブランドでは、前年同期比2.16倍の売り上げを記録したという。
その他、工具関連やアパレル、オフィス用品なども取りそろえる。
カインズ「背もたれイス」が前年比2.5倍のヒット 発売から5年、3度の改良
「イトーヨーカドーでカインズの商品が買えて便利」の声も 取り扱いが73店舗に拡大 背景に立地の違いCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング