AI面接を受けてみて、小林はどういった感想を抱いたのだろうか。本人に直接聞いてみた。
小林は「一方的に情報を吸われるだけの時間だった」と振り返る。
面接というのは、面接官が学生の適性を見極めるだけでなく、学生が企業のことを詳しく知る場でもある。例えば、ある話題に面接官が強い興味を示したら、学生は「この企業は●●を重視してるんだな」ということが分かる。また、社員とのやり取りを通して会社の雰囲気を知ることもできる。
しかし、AI面接では、学生はひたすら質問に回答し続けることになる。それゆえ小林は「この時間で私が得るものって何?」という感想を抱いたのだ。
AI面接ツールを導入することで、企業にとっては、採用活動が効率化したり、これまでエントリーシートで落としていた人材の面接情報を取れたりといったメリットがある。しかし、学生側が感じるであろう違和感には一定の配慮が必要になる。AI面接ツールの導入企業の中には、企業理解のためのイベントを増やすといった取り組みをしている企業もあるという。
今後の採用面接はどのように進化していくのだろうか。
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