家庭用ゲーム機の代名詞と言えば、何を思い浮かべるでしょうか。世代によってはプレイステーションであったり、ニンテンドースイッチであったり、さまざまだと思いますが、世代を超えても「そうかな?」と思えるのはやはり「ファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)」ではないでしょうか。
ファミコンの登場により、一気にテレビゲームが世の中に浸透したと言っても過言ではありません。
ファミコン以前にも家庭用ゲーム機はありましたし、「ゲーム&ウオッチ」のようなスタンドアローンのゲーム機も人気を博していました。しかし、ファミコンの登場が、間違いなくテレビゲーム史における分水嶺になったのです。
ファミコンが他の家庭用ゲーム機より優れていたのはなんと言ってもグラフィックです。
ファミコン以前のゲーム機は使える色数も少なく(8〜15色)、1つのキャラクターは単色でしか使用できないものがほとんどでした。
それに対して、ファミコンは背景とキャラクターで25色も使え、これまでの家庭用ゲーム機とは比べものにならない鮮やかな画面を実現しています。それにより、アーケードゲームのヒット作の移植もアーケードに近いものがリリースされ、いかにも家庭用機版といった印象を払拭させています。
アーケードゲームそのものが遊べる印象になったことは大きな意味がありました。1回100円、もしくは50円で遊んでいたゲームが、3800円のカセットを購入すれば好きなだけ遊ぶことができるようになったからです。
ファミコンソフトをつくるのは任天堂だけではなく、それ以外のゲームメーカーがサードパーティ(次節で解説)としてファミコンソフトをリリースし、アーケードゲームの移植作は増えていきました。
さらにファミコンオリジナルのタイトルもリリースされ、いよいよ1985年には『スーパーマリオブラザーズ』が発売されます。ファミコンオリジナルタイトルとして空前のヒット作となり、家庭用ゲーム機がテレビゲームの主導権を握るようになっていきます。
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