「全社員AIワーカー化」を通じた業務効率化と生産性向上の取り組み
【開催期間】2026年1月27日(火)〜2月25日(水)
【視聴】無料
【視聴方法】こちらより事前登録
【概要】クレディセゾンでは2019年より内製開発を武器としたDXを推進してきました。本年度からは「CSAX戦略」を掲げて全社員にChatGPT Enterpriseを配布。「全事業部、全社員の業務を、AIを前提に再設計」し、2019年からの累計で300万時間の業務削減を目指します。本セッションではCSAX戦略の全容と、パイロットプロジェクトで得られたROIや成果についてお話しします。
電子帳票システムなどを提供するカミナシが主催した「食品業界エグゼクティブフォーラム2025→2026」から、ナニワの杉本健児工場長による講演「『完全週休二日制』と『販路拡大に直結する品質』を両立!年間1,000万円の改善効果を目標とした現場DX戦略」の内容を一部抜粋してお届けする。
DXに取り組む企業が増えていく中、予算やIT人材が決して潤沢とはいえない中小企業では、まだまだITツールを使いこなせていないところも多いだろう。特に、ものづくりを支える製造業では、手作業的な業務から抜けきれない企業が多いようだ。
こうした中、愛知県みよし市の老舗あんこメーカー「ナニワ」は同社独自のDXに挑み、年間1000万円相当の工数削減を実現した。
彼らが最初に着手したのは、最新システムの導入でも、業務の強制的な標準化でもない。現場の声を否定せずに聴き、形に変える仕組みづくりだった。
電子帳票や動画マニュアルといった複数のDXツールを“潤滑油”にしながら、改善と品質を両立させる――。中小製造業でも再現可能な「現場起点DX」の実像を、ナニワの取り組みからひもといてみたい。
ナニワは、愛知県で1954年に創業した老舗あんこメーカー。従来の職人が作る高品質なあんこを作りつつ、時代に合わせて果物や野菜を取り入れた新商品なども積極的に開発している。工場の生産量は1日40〜50トン、年間9000トンに及ぶ。この量は日本人全員が一度は何かの商品でナニワのあんこを食したといえるほど。
同社が大事にしているのが、“傾聴力”だ。単に現場の声を聞く姿勢を指すものではない。否定せずに従業員の声を受け止めた上で、QRコードや定期的な振り返りの場を通じて現場の困りごとを可視化し、「次のアクション」に落とし込む──。意見が形になる循環を組織として設計している点が特徴だ。
ナニワの杉本健児工場長は、同社のモノ・コトづくりの考え方について、安全、改善、設備保全を含めた「生産性」と、記録・手順などを内包した「品質」という商品作りにおける2大要素を歯車にたとえて、次のように説明する。
「生産性と品質はトレードオフの関係にあり、両方を同時に上げていくのは難しい。噛み合わない歯車のようなものだ。そこで、当社では、生産性には改善アシスト、品質には品管アシストという歯車(部門)をそれぞれ噛ませることで、生産性と品質を同時に回そうと考えた」(杉本氏)
同社では、改善アシスト部門と品管アシスト部門が、生産性と品質をそれぞれサポート。そこに食品安全文化と「否定しない、話を真摯(しんし)に聞く」という傾聴文化を併せる。複数DXツールを“潤滑油”として活用することでギアをうまく嚙み合わせようと考えたという。
ナニワが掲げた「改善アシスト」と「品管アシスト」のミッションは次の通りだ。
【改善アシスト】
【品管アシスト】
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