ライバルは「丸亀」「はなまる」にあらず? 「ガスト」などから転換すすむ「資さんうどん」 の絶好調が続く理由(1/3 ページ)

» 2026年01月17日 05時00分 公開
[山口伸ITmedia]

著者プロフィール

山口伸

経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_


 北九州地盤のうどんチェーン「資さんうどん」が好調だ。ガストを展開するすかいらーくホールディングス(HD)が2024年10月に子会社化し、関東に進出。店舗当たりの売上高はすかいらーくが展開する既存ブランドの約3倍にのぼるという。既存店からの業態転換も相次ぎ、1都3県で既に12店舗を出店。全国で95店舗を構えている(いずれも執筆時点)。

 SNSの口コミも高評価が多く、外食各社が新業態店の開発に苦戦するなか、好調な出だしを見せている。すかいらーくは2026年、全国で30店舗を出店し、2027年以降も年50店舗のペースで出店する計画だ。資さんうどんの好調と、すかいらーくHDが強気な姿勢を見せる背景を探っていく。

資さんうどんが好調だ(編集部撮影)

すかいらーく業態からの転換がどんどん進んでいる

 資さんうどんは1976年に北九州市で開業したうどん店がルーツである。自動車文化という立地柄、ロードサイドに店舗を構え、地場のチェーンとして地元の人から支持を集めた。

北九州から、徐々に勢力を拡大してきた(出所:資さんうどん公式Webサイト)

 2023年に関西進出を果たしており、2024年10月に運営元の株式会社資さんをすかいらーくHDが約240億円で子会社化、傘下に収めた。子会社化を発表した資料では「すかいらーくグループ約3000店舗のインフラを利用いただく事でお店を拡げ、全国に資さんファンを増やしてまいりたい」との文言が記載されており、資さんうどんの全国展開が子会社化の目的である。

 その後、すかいらーく傘下で順調に店舗数を伸ばしていく。2024年12月に関東1号店を千葉県八千代市のロードサイドに出店すると、翌年2月には東京初となる両国店をオープンした。また2025年中に開店した20店舗のうち、11店舗が既存店からの業態転換である。ガストやステーキガスト、藍屋から業態転換した事例が確認できる。

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