マンションの開発・販売などを手掛けるタカラレーベン(東京都千代田区)は、2025年の大阪・関西万博で話題となった入浴マシン「ミライ人間洗濯機」を、同社のモデルルーム「レーベンサロン池袋」(東京都豊島区)に導入する。1月23日から一般向けに先行予約を受け付ける。
ミライ人間洗濯機は、全自動で身体の洗浄から乾燥までを行う入浴マシンだ。1970年の大阪万博では、当時の三洋電機(現パナソニック ホールディングス)が人間洗濯機「ウルトラソニックバス」を展示して注目を集めた。今回新たに導入する「ミライ人間洗濯機」は、シャワーヘッド、浄水器、浴槽などの開発・製造・販売を行うサイエンス(大阪市)が開発した。
ミライ人間洗濯機には、ウルトラファインバブルやマイクロバブルといった水の中に微細な泡を発生させる技術を採用した。水中の泡がマイナスの電荷を帯びたり、トルネード状になったりする特性によって汚れや皮脂を吸着し、石けんを使わずに洗うことができるという。洗浄から乾燥までは約15分で完了する。
背面に搭載したセンサーで心拍などの生体情報を取得し、AIがストレス度や疲労度を解析。カプセル内には大型ディスプレイや音響装置を備え、利用者の状態に応じた映像や音楽を提供する。取得したバイタルデータは蓄積され、将来的には健康管理分野での活用も視野に入れる。
サイエンスホールディングスの青山恭明会長は「大阪・関西万博では約1300人の方に実際に体験していただいた。今回の導入で、より多くの人に知ってもらいたい」と話した。
タカラレーベンは、マンションブランド「LEBEN」シリーズを全国で展開しており、累計供給戸数は約4万3000戸以上、約640棟に上る。2008年からサイエンスとの共同プロジェクトとして、浴槽内のお湯にマイクロバブルを発生させる「たからのミラバスビジョン」、ウルトラファインバブルを含んだシャワー「たからのミラブルシャワー」などを展開し、マンション400棟以上で標準導入している。
これらの関連技術を1つの装置として体験できる形にしたのが、ミライ人間洗濯機だ。同機は横が2メートル以上、高さや幅も1メートル以上と大型で、現時点ではマンション設備としての実装は難しい。
今回の展示は、これまでマンション設備として展開してきた「たからのミラバスビジョン」「たからのミラブルシャワー」といった技術をまとめて体験してもらうことを狙いとした取り組みだという。
タカラレーベンは、モデルルームでの体験型展示を強化する。4月には大阪のモデルルームにもミライ人間洗濯機を導入する予定だ。
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