なぜ、コンサル業界の「新卒人気」は続くのか 何度も「衰退説」がささやかれているのに(2/3 ページ)

» 2026年01月27日 05時00分 公開
[佐久間 俊一ITmedia]

「コンサル需要は決してなくならない」と言い切れるワケ

 これまでを振り返ると、DXが隆盛となったタイミングにおいても、コンサル会社の仕事は減るのではないかといわれていました。しかし結果は真逆となり、これまでコンサル会社が行ってきたことを、クライアントで自走できるためのコンサルティングを行うために需要が飛躍的に拡大しました。

 つまり、市場の変化に応じて提供サービスの姿を常に変容できることが、コンサル会社の最大の強みなのです。製造業であれば一つの製品を一度立ち上げたら、ブランド認知や工場稼働と雇用、商品在庫などの兼ね合いから簡単に変容できません。時代の変化が大きければ大きいほどリスクを伴う業種が多いことでしょう。

 しかしコンサル業界は、時代の変化が大きければ大きいほど需要が拡大する傾向にあります。物価上昇市場でのマーケテイング戦略、人口減少における新ターゲット開拓、出店飽和における新業態や新事業戦略、生成AIを始めとした技術革新、人的資本経営、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)、インシデントが多発するサイバーセキュリティなど、企業の変化が大きく求められるタイミングで、コンサル会社のニーズが高まるのです。

 特に採用が売り手市場の昨今では、人材採用が良好にいかないため、コンサルタントを雇って対応する選択肢が必然となっている企業も少なくありません。そのような市場環境の中で伸びているのが、フリーランスや独立系コンサル会社とクライアントをつなぐコンサルプラットフォームです。

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