価格差2倍で炎上のラーメン店も インバウンド向け「二重価格」がなかなか普及しそうにないワケ(1/4 ページ)

» 2026年02月14日 05時00分 公開
[山口伸ITmedia]

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著者プロフィール

山口伸

経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_


 1月上旬、大阪・難波のラーメン店「王道家直系 我道家 OSAKA店」が設定した二重価格がSNSで賛否を巻き起こした。当初、同店はX上で、トラブルを起こす中国人客を出禁にすると公表したが、二重価格の設定方法に問題があると拡散されると「トラブルの原因は同店舗にあるのでは?」という批判が広がった。

 国籍別に設定する二重価格は、正当性がなければ受け入れられにくく、批判やトラブルの対象になりやすい。むろん「手間がかかる」という事業者側の言い分も理解されるべきだ。飲食店・観光客の両者が納得できる二重価格以外の方法を探っていく。

出所:ゲッティイメージズ

外国語メニューの価格を「通常の2倍」に設定していた

 冒頭のラーメン店が批判されたのは、二重価格の設定方法にある。同店の券売機には、日本語表記で1000円台のメニューが外国語表記だと2000円台に設定されていた。報道によると、中国人観光客が価格の違いに気付き、トラブルに至ったという。

 店側は取材に対し、差別的な意図を否定した上で、外国人向けのメニューには味付けを変えたり、トッピングを豪勢にしたりするなどの対応をしたと主張している。SNS上では二重価格自体を批判する意見や、券売機の言語表記で価格が変わるようになっており、客が認識しにくい点を非難する意見が見られた。

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