「頑張らない月曜日」の正式名称は「ベア・ミニマム・マンデー(Bare Minimum Monday)」という。直訳すると「最低限度の月曜日」である。
米国のTikTokクリエイターであるマリサ・ジョー・メイズが2023年頃に提唱し、SNSを通じて広まった。月曜日は心身の負担を抑え、必要最低限の業務だけをこなす。そうすることで、長い一週間を乗り切ろう、という考え方だ。
背景にあるのは、米国で長く続いた「ハッスル・カルチャー」への反動である。仕事至上主義を美徳とする働き方が、コロナ禍を機に見直された。燃え尽き症候群(バーンアウト)の原因として批判が高まり、柔軟な働き方やプライベートを優先する価値観が支持されるようになったのだ。
また、週末明けの憂鬱(ゆううつ)、いわゆる「ブルーマンデー症候群」への対処法として考えられた、ともいえる。日曜の夕方から月曜にかけて気分が沈む。その苦しさを和らげるために、月曜日の負荷を意図的に下げるのだ。
この考え方は、日本の若い世代にも浸透しはじめている。
月曜日だけリモートワークを選び、カフェで軽めの業務だけをこなす若手社員が増えているという。本人たちに悪気はない。「ペース配分をしているだけです」という感覚だ。
確かに、週5日を均一のエネルギーで走り続けるのは難しい。月曜日にセーブして、火曜日以降に本領を発揮する。そう考えれば、合理的に聞こえなくもない。
だが、本当にそうだろうか?
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