常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
「なぜ仕事が残っているのに、平然と帰れるんだ……」
私が支援している企業の営業部長が、深いため息をついた。定時になると若手社員がスッと席を立つ。「お疲れさまでした」の声だけ残して消える。
締切が明日の仕事があるはずなのに、である。この光景が毎日繰り返されるので、営業部長のストレスはマックスだ。
最近SNSで「残業キャンセル界隈」という言葉を見つけた。いったいどういう意味なのか? どのような背景があるのか? 「静かな退職」という表現が普及したように、この「残業キャンセル界隈」のようなフレーズも市民権を得るのだろうか?
そこで今回は「○○キャンセル界隈」という現象について解説する。とくに「ワークライフバランス」を重視しすぎる若者に悩むマネジャーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
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部下が相談する気をなくす、上司の無神経な「たった一言」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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