「クロスビーが誕生した2017年と比較すると、安全性能・燃費性能・デザインなど、求められるものが大きく変化してきました。新型クロスビーはその変化に対応すべく、時代が求める安心・安全・快適性能はスズキが持つ最新技術を土台として、コンパクトSUVとしての使いやすい走行性能やパッケージングを中核に、個性的で親しみやすいデザインを最大の特徴として大幅に刷新しました」(飯田氏、以下同)
つまり、ADAS(先進運転支援システム)や燃費性能など、従来のクロスビーがライバルと比べて不足していると思われた部分を改善した上で、クルマの基本構造は従来モデルを踏襲したのだ。これにより開発資源を集中させ、価格上昇も抑えているのだろう。
今回のモデルチェンジは、フルモデルチェンジではなくビッグマイナーチェンジと呼ばれる類いのものだ。基本骨格を変えず、Aピラー(フロントガラス横の柱)より前方を作り替えることでクルマの印象を大幅に変えている。しかも、インテリアも刷新しているのだ。
通常、4年か6年でフルモデルチェンジして、骨格から作り直し、パワートレインや内外装も一新する。登場して8年も経過した既存のボディを使いながら、ここまで作り替えるのはユニークなアプローチだ。
これは、現行の2代目ハスラーがフルモデルチェンジを実施した際に、先代の印象をそのまま受け継ぎ、プラットフォームを刷新して細部を洗練させたのとは真逆の方法ともいえる。
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