長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。
コンビニで「大盛」「超大盛」「盛りすぎ」など、大サイズの商品が増えている。
おにぎり、弁当、カップ麺、スイーツなど、対象商品はさまざまで、たくさん食べたい人の需要を満たしている。
サイズが大きければ細々と買う必要がなく、節約につながるため、物価高で財布のひもが固くなった消費者に選ばれているのだろう。
しかし、コンビニ大手各社は、なぜここまで積極的に「大サイズ」企画に取り組んでいるのだろうか。本稿では、各社の具体的な取り組みをもとに、その意図を考察したい。
ローソンは2023年2月に、通常商品の一部をデカ盛りに増量する期間限定の「盛りすぎチャレンジ」を初めて実施。それ以降毎年継続している。コンビニ業界に大サイズの流れを生み出したのは、ローソンと言って良いだろう。
通常は価格据え置きで重量を47%増量しているが、2025年6月に創業50周年を迎えたことを記念して、50%増量を行った。
直近の「盛りすぎチャレンジ」は、2026年1月27日から4週間連続で行われた。プレミアムロールケーキ、カツカレー、ホットコーヒーなど、合計35種類の商品を50%増量。これほど多くの商品で大盛企画を展開しているのは、ローソンくらいだろう。スイーツや弁当に加え、メーカー商品まで「盛りすぎ」の対象となっているのが特徴だ。
この「盛りすぎチャレンジ」はコロナ禍に始まった。既存店の売り上げが低下する中での需要喚起の目的もあったとみられるが、理由はそれだけではない。
「コンビニは人が集い、ワクワクする場所でありたい。そうしたエンターテインメントの要素もある」(同社・広報)
単なる集客目的の施策ではなく、コンビニの楽しさを発信する企画でもあるのだ。
30年以上働いてきたローソン幹部も驚いた! 「盛りすぎチャレンジ」がもたらした集客効果
ローソン、50%増量キャンペーン追加開催 「新規来店率12%は過去施策で見たことがない」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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