NTT東日本と西日本は、個人や企業の電話番号を案内するサービス「104番」を3月末で終了する。店舗などの番号を掲載する業種別の紙の電話帳「タウンページ」の発行も同時期に終える。番号案内と電話帳のサービス開始はいずれも1890年(明治23年)に遡り、135年の歴史がある。近年はスマートフォンの普及などで電話番号の検索方法が多様化し、番号案内の利用数が大幅に減少していた。引き続き、インターネット版の「iタウンページ」にて電話番号を検索することが可能だ。
番号案内は、日本での電話事業の開始と同時にスタートした。当初の番号は「500」だった。1926年から現在の「専任のオペレーターが対応する」形に近い「集中案内台」が創設され、番号は「100」に。1989年から、番号が局番なしの「104」となった。
NTT東日本によると、「104」の利用回数のピークは1989年度の約12億8千万回(東西合算値)。翌年に有料化されて以後は減少の一途をたどり、2024年度には約1000万回(同)まで落ち込んだ。
また、タウンページの広告の掲載件数は2000年度の181万件を最盛期に、2023年度は11万6000件と94パーセント減。発行部数も半分以下となり、紙使用削減による環境負荷低減の観点も踏まえ終了となった。
NTT東日本経営企画部の担当者は、「『104』は、単なる番号案内ではなく、地域の人たちが困ったときに、必ず答えにたどり着ける存在だった。人の声による案内には機械にない温かさがあり、その役割に一区切りをつけることは、時代の節目と感じている」と話す。加えて、今回の決断については「『やめる』というより、社会の変化に合わせて形を進化させるもの」と説明した。
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